婚活を優位に導く

心理学５選

友だちにはいつも彼女（彼氏）がいるのに自分は全然モテない。

容姿も自分とあまり変わらない友だちがモテて自分が持てないのは何故？

こんな風に思ったこと、ありませんか？

実はそこにはあなたの知らない「恋愛心理学」が働いているかもしれません。

最初はさほど興味がなかった事柄や人物でも、繰り返し何度も接触したり出会ったりするうちに好感度や印象が高まるという効果です。

スマホに届く広告を何度も見ているうちに興味が高まったり、その発信元への信頼感が増したり、職場に訪れる保険レディーと何度か話すうちに、気がついたら保険に加入していたりというように、この効果はあなたにも思い当たることがあるでしょう。

これは婚活や恋愛にも同様の効果を発揮します。

特に、お見合い後のプレ交際期間においてはLINEや電話、デートの機会を増やすだけでお相手からの好感度が高まり、真剣交際へと発展する確率がUPするのです。

プレ交際期間は、お互いに複数人との交際を同時進行している場合も少なくないので、ライバルに差をつけたい場合にはこの効果は絶大です。

これは「返報性の原理」の一つで、人は誰かから施しを受けるとお返しをしたくなるというもの。

プレゼントをもらうとお返ししたくなるという単純なものから、昔助けてもらった恩をかえしたいとか、実は、意地悪をされた仕返しをしたいというちょっと怖いお返しまで、これらは全て、この返報性の原理からきているのです。

中でも人から受けた好意にお返ししたくなるものを特に「好意の返報性」と呼び、これは人間同士のお付き合い、とりわけ恋愛においては大変重要です。

あなたは、気がついたら「自分のことを好きな人を好きになっている」という経験をしたことがありませんか？

であれば、あなたはもっとお相手に「好き」を伝えるべきです。
それは段階的に。

例えばお見合いであれば、「今日は本当にありがとうございました。楽しかったです。」
デートであれば、「今日はとても楽しかったです。またお会いできますか？」

というように、直接「好き」と言わなくても、段階に応じて好意を示すメッセージはあるものです。

お相手に好意が伝わってこそ、お相手は好意を返したくなるのです。

言うまでもありませんが、知っててもできてないから仕方なく紹介したのがこの「笑顔の優位性」です。

心理学の研究では、笑顔の人とそうでない人を比較したときに、笑顔の人の方が断然印象に残るし、好感度も高いことが証明されています。

お金をかけて高い化粧品を買ったり、ブランド物のスーツを身にまとったりしなくても、笑顔一つで好感度がUPするというのに何故かできない・・・

実は笑顔は訓練なんです。
ショップ店員にできてあなたにできないのは、訓練していないからです。

毎日鏡を見るときに、笑顔を作ってみてください。
最初は頬が筋肉痛になりますが、いずれ筋肉痛もなくなり、あなたの顔に笑顔が定着してきます。

詳しくはコラム「お金をかけずに好感度を上げる方法ないですか？」も参考にしてくださいね。

ミラーリングとは、文字通り、相手のしぐさやしゃべり方をまねること。

これは比較的実践しやすい上に効果も高いのでぜひ試してみてください。

あなたは、「好きな人や尊敬する人のしぐさや口調を、知らず知らずのうちに真似ていた」なんて経験、ありませんか？

これを「ミラー効果」とか「同調効果」と言いますが、ミラーリングはこれを意図的に行うのです。

あからさまにモノマネすると、それはお相手に嫌悪感を抱かせますので逆効果です。
さりげなくしぐさや言葉尻を真似してみてください。

人は共通点の多い相手に安心感を覚えたり、好意を抱きやすいもの。

なので、これはLINEやメールにも有効です。
相手が絵文字を多用するようなら自分も多めに入れてみるとか、同じスタンプを使ってみるとか。

もしもあなたがLINEで、「うんうん」ではなく、「ふむふむ」と打ち込む人であったときに、ある日お相手が「ふむふむ」と返して来たら、なんだか嬉しくなりませんか？

そういうことです。

ちょっと難しいですが、これは面白いですよ！

私たちは往々にして心の中に二つの矛盾した感情が芽生えることがありますよね？

例えば、
「素敵な時計を見つけた！欲しい」でも「給料前だから買えない」

「ゲームばかりしていてはダメ」でも「ゲームがしたい」
こんな思いをしたことがあるでしょう。

この時あなたは一定のストレスを感じますが、このことを「認知的不協和」と言います。

そしてあなたはこのストレスを解消するために「ただ時計を買う」とか「ただゲームをする」では心に芽生えた不協和は解消されませんから、その行為を正当化するための理由付けをし始めます。

「給料前ではあったが、高額な時計が半額で購入できるチャンスはあの時しかなかった」とか、「ゲームをしたのは日頃のストレスを発散するためで、そのおかげで次の日の仕事が頑張れた」というように、自分の中に生まれた不安定な気持ちに、あたかもその行為が当然であるかのような理由をつけてバランスを取ろうとするのです。

では、婚活や恋愛でこの理論を応用するとすればどのような場面でしょうか。

あなたが想うお相手が、まだあなたにあまり関心を持ってくれていない状況。

そこであなたはお相手に、「仕事の相談」や「ちょっとしたお手伝い」を求めてみましょう。
優しいお相手は相談に乗ったり手伝ったりしてくれるでしょうが、実はお相手の心の中には二つの異なる感情が芽生えています。「たのまれたので相談に乗った」でも「あまり関心がない」
なぜ関心のない人の相談に乗ってしまったのか・・・そこに認知的不協和が発生し、そのままでは心が不安定なので、正当な理由付けをし始めます。

「同情かな？それともちょっと関心があったかも・・・いや、好きだったから？それなら相談に乗ったのもうなづける！」

一日にしてこのようなことになるのは稀ですが、簡単な相談やお願いを何度かすることで、そのたびにお相手はあなたへの関心が高まり、「この人にこんなに時間を費やしているのは好きだからに決まっている」という確信に変わっていくかもしれませんよ。