婚活に疲れました。

２０代の方はあまり感じられないかもしれませんが、３０歳を越したあたりから、結婚に対する周りからのプレッシャーを感じる方が増えてきます。

冷静に考えれば周りの人のために結婚するのではなく、自分のために結婚するのに、なぜか焦ってしまいますよね？

焦って冷静さを失うと視野が狭くなり、気がついたら結婚することが目的となって、そもそも夢に描いていた理想の結婚生活はどこへやら・・・

本来結婚とは、その後の人生をより幸せに生きるための良き伴侶と結ばれることであって、焦点は結婚生活に充てるべきです。

あなたがもし、親御さんやご親戚、友人からの無言の圧力などを感じているとしたら、もしかしたらそれはあなたの思い込みかもしれません。

私も婚活ではありませんが、就活で、ありもしないプレッシャーに押しつぶされそうになったことがありました。
今になって振り返ると、私の場合はただの思い込みでした。

あなたが今感じ取っているプレッシャーが、思い込みでも思い込みでなくても、一度目線を遠くに持っていってみましょう。

結婚することを目標にするのではなく、その後の、幸せで豊かな結婚生活に思いをはせるのです。

あなたのまわりの方々はあなたの幸せを第一に願っておられるのであって、決してあなたを追い詰めて、望んでいない結婚を急いているわけではないと思います。

深呼吸してみましょう。

初めて高速道路を運転した時、長いトンネルが多いのにびっくりしました。
長くて長くて、この先どうなっているのだろうと不安になるほどのトンネルもありますよね？

しかし、入り口に表示してあるトンネルの長さを確認しておくと、不安が減り、いずれこの先に出口が見えてくるという安心感が生まれます。

婚活も同じです。

漠然と無計画に婚活を始めるのではなく、
「いつまでに結婚しよう。そのための準備期間（結納や式場選び）に半年かかるから、この時期までにはプロポーズしたい（されたい）。となると今は何をしないといけないか」
と、逆算して計画を立てるのです。

必ず紙に書きだしましょう。
可視化（見える化）ですね。

そうすると、この時点ではまだ確固たる勝算がないにしても、不思議と気持ちが落ち着きます。
そして、「この婚活もいつまでも続くわけじゃないんだから、この期間だけ一生懸命頑張ろう」と、意欲も湧いてきます。

ただ、施策もないまま走り出すわけですから、なかなか計画通りにいかないこともあるでしょう。

その時に大切なのが「振り返り」です。

「振り返り」というと、「反省」と思いがちですね。

日々の婚活を反省していると、自分の悪いところばかりがクローズアップされてきます。

「婚活パーティーで積極性が足りなかった・・・」とか
「お見合いでお水をひっくり返しちゃった」

など、こんなことを振り返るために「反省ノート」なんて作ろうものなら、読み返すたびに気持ちが滅入ってしまいます。

そもそも、そういった失敗はわざわざ振り返らなくてもなかなか頭から離れません。
だから、自己肯定感が得られずに、疲れていくのです。

「振り返るコツ」はそんな中でもうまくいったこと、前回よりちょっとでも成長できたことをできるだけたくさん書きだすのです。

例えば

「前回のパーティーよりちょっとだけ笑顔で話せた」とか
「この度のお見合いではお水をひっくり返さなかった」

他人が見ればそんなことぐらいで喜んでどうするんだと思われるかもしれませんが、他人には見せなきゃいいんです。

自分だけ後で読んで、「オレって（私って）頑張ってるなあ」と思えばいいんです。

その、小さな小さな成長の積み重ねが、やがて自信となり、次の婚活のパワーとなるのです。